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チルドレン/伊坂幸太郎

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最近観たDVD、読んだ本。

まず、『働きマン』です。これは安野モヨコの人気コミックをアニメ化したものです。
パフィーとチャットモンチーの曲もとてもよいですね。おもしろいです。続きを観たいです。
次に『夜のピクニック』です。これは恩田陸の人気小説を映画化したもの。
原作もとても好きなのですが、映画もいいですね。爽やか。高校生役の出演者が活き活きしてます。主人公とその友人の男の子かっこいい。あの時期特有の青さや気だるさが出てていい。
ただ、全編水戸シティで、地元っ子は楽しめるけどそうでない人は地味な作品と思うかも。

そして『チルドレン』伊坂幸太郎です。
いやーおもしろくて一気に読めました。この人の本かなり好きです。
ストーリー構成も巧みで人物も魅力的だし、「起こされた奇跡」とラストには胸が熱くなります。
なんというか、すかっと爽やかな風が吹きましたな。
陣内という、強烈でミラクルなキャラも好きだな。
この作品の持つ、論理的で、でも情のが勝っていて、ある種の男気溢れるトーンが好きです。
前から読もうと思ってたのですが、今頃になって初めて伊坂幸太郎の本を読みました。
もっと前に読んどけばよかった・・・。次は『砂漠』が読みたいす。

伊坂氏は、東北大学法学部卒業後、SEをしてたそうな。仙台在住。
なるほど、作品にも出てくる仙台に、作者の特別な想いを感じます。
学生時代を投影しているというか、仙台でどういう学生時代を過ごしたのかなんとなく想像できるというか。それは多分、あの人やあの人と似た感じ。一般的で普通で特別で。

印象に残った一文を。
黄金時代が現代であったためしはない。(中略)
いつだって黄金時代は、その時には気がつかず、後になってはじめて、「あの時は良かったな」と分かるもの、そういう意味なのだろう。もしくは、まだ見ぬ未来にだけ存在している、ということか。「レトリーバー」より


頭ちょんまげ、あぐらでパソコンと向き合ってたら、母から「親父に見えるわ」と言われショックを受けたそんな日。

by mellon-collie | 2007-05-27 00:01 | 映画・音楽・本